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2020 12 01【 今年4回目のカブ110NWJCコンプリートで行くキャンプツーリング 】


暖かかったり、寒かったりと例年にない冬を経験していますが、

相変わらずカブ110NWJCコンプリート仲間の面々はちょっとでも時間が出来ればあちこち出か

けていて、タマに時間が合えば集まってキャンプツーリングに行こう、というのが毎度おなじみの

楽しみになっています。


NWJCの高田さんも最近カブ110NWJCコンプリートで木曽路へ出かけられた記事がブログでア

ップされていて、「相変わらずカブ110NWJCコンプリートでも楽しんではるなー」と楽しく読ませて

いただきました。

★NWJC高田さんの記事はこちら!★
↓文字をクリックです。
★バイク屋の備忘録 :「 カブ110NWJCコンプリートで木曽路へ 」




さて今回は和歌山方面へ、日程が合ったメンバー3人と、仕事の都合で日帰りになったKOHちゃんで、

行きは4人帰りは3人で楽しむことにしました。



そう言えば行きはカブ110NWJCコンプリートTypeUが2台、TypeVが2台ではないですか。

KOHちゃん以外はいつものキャンプ道具を満載で、混雑する170号線、紀ノ川を超えてから続く

ワインディングと、どんなところへでも楽しめる、カブ110NWJCコンプリートを走らせます。


TypeUは旧型となり走行距離も増えていますが、4万キロを超えたTHさんのTypeUは先日

NWJCさんに車両を持ち込んで、NWJC拘りのメンテナンスを実施したところで快調そのもの。





旧型となっても絶好調を維持できて、長く乗り続けることのできる環境をとても喜んでおられます。


おっさん4人がヘラヘラ笑いながら走りを楽しみ、途中でKOHちゃんと別れ、キャンプ組は現地に



到着。各々テントを張り、おっさんたちが楽しい時間を過ごします。




 尽きない愛車談義 





RBRでもカブ110NWJCコンプリートのTypeUと、TypeVは多くの方が楽しんでいますが、

愛車談義で盛り上がると、みんなその魅力の虜と言って良く、乗り換えの話や他のカブシリーズの話も

一切出ないのです。


皆の話を聞いて、これほどベテランライダーを引き寄せる魅力は何なのだろうと改めて考えてみました。

何といってもコンパクトな車体は、足つき性もよいがポジションもとても自然で、膝の曲がりもきつく

なく、シートスタビライザー効果も抜群、長時間乗ってもホントに疲れない。


14インチホイールならではの重心位置も低く、どんなに積載しても安定性と操縦はよく考えられていて、

キャンプ道具満載でもスポーツバイクと同等の走りを存分に楽しめ、サイドスタンドの位置が適切で

フル積載状態でもどんな場所でも安定して駐車できる。


NWJCオリジナルのフロントスクリーンと、カブならではのレッグシールドで雨風や走行中の飛来物

に対してのプロテクション効果が抜群でこれはロングライドに欠かせません。


ダートから雪道まで道を選ばずに楽しめる唯一のバイクで、一年中あっちこっちへフラフラと、ゴー

ストップ、Uターンも思いのままで皆の良き相棒です。これはNWJCさんならではの14インチホイ

ールのプロをベースとした独自のモディファイが大きく影響しています。


これらの特性はRBRのカブ110NWJCコンプリート仲間は周知の事実で、いつまででも乗ってい

たいと思わせる、初めてのバイクだと仲間全員一致した意見です。



それぞれにオフロードはじめ、リッタースポーツやビッグツアラーを乗り継いで来た人達ですが、歴代

のバイクで、一番頻繁に乗って一番走行距離が延びているのがカブ110NWJCコンプリートとは意

外な気もしますが、とてもよく解りますネ〜。


 他のカブではどうなのか 



話題のCT125とC125、17インチホイールのクロスカブ等、カブと言っても色々あります。

他のカブは荷物積んでのバイク旅ではどうなんでしょう?


実際にクロスカブは試乗したことがあるのですが、意外に大柄で足つきもイマイチでポジションが

悪くて、ちょっと高いところに座らされて妙なハンドルポジションになじめなかったのを覚えています。

カブ110NWJCコンプリートに比べれば積載力も僅かで積載時のバランスには不安があり、サイド

スタンドの位置は問題があり、カブならではのバイク旅ではレッグシールドは必須ですね。


また普通のカブに荷物を満載した結果、サイドスタンドの取り付け位置とサスペンションの違いで

バランスが悪く、フロントが浮き上がって転倒するのを見かけたことがあります。


僕でわかるのはここまでなのでNWJCの高田さんは他のカブについて聞いてみました。


「CT125やクロスカブはレッグシールドが無いのは、見た目は今流行りのアドベンチャースタイル

でどこへでも行けそうな感じだが、CTは案外大柄でアップマフラーが横に大きく張り出しているの

でサイドバッグを装備して積載時の重心を下げることができず、もし取り付けができても車幅が広く

なり益々後ろが幅広でバランスが悪い。


サイドスタンドの位置も悪く、積載のことは全く考えてないよな。CT125は積載状態でのロングツ

ーリングと言うかバイク旅には不向きのように思う。

フル積載状態での操縦性と安定感の両立があってこそ積載を気にすることなく楽しめるのだが、積載

状態だから不安定になるのはやむを得ずと一般的には思われていると思うが、それではバイク旅はつ

まらないものになってしまう。」とのことでした。


それよりもC125の方がかなり現実的で、積載性を高めれば、カブ110NWJCコンプリートまでは

いかないまでも、マフラー位置もよくサイドバッグもつけられるので重量バランスも良くできるので、

荷物を積んで楽しめるツアラーになると思うんですが、と話を振ると意外な答えが返ってきた。


実は、C125も各部のチェックも終えて専用のスクリーンやサイドラックも準備してフル積載で楽し

めるNWJCコンプリートへと深化させて完成している。と意外な答えが返ってきて、またしてもおい

て行かれたかと思ったのですが・・・。



C125のキャストホイールは剛性もあり、チューブレスはパンク修理も楽々だし、旅バイクとして見

た目のスタイルではCTやクロスカブかもしれないが、現実的な普段の使い勝手やバイク旅必須の

積載力などの実用性でNWJCではC125でのNWJCコンプリートを提案かな。


でも、フル積載で道を選ぶことも無く雪道でもOKで、速さより心地よさで走り続ける体感フィーリン

グの良さでは14インチホイールのカブ110NWJCコンプリートかな。


なるほどなー、やはりバイク乗りとしての裏付けがあって、カブを長年楽しまれているので納得の話

ですね。


僕としても確かに見た目ではCTやクロスカブのアドベンチャー系が万能に見えるけど、実はカブ110

NWJCコンプリートが最強と予想していた通りだと思うのです。



カブ110NWJCコンプリート仲間のようにベテランであればあるほど感じ取れるんですね、購入時

の楽しみ方がはっきりしていて、他のバイクの話は一言もありませんでした。


 カブ110NWJCコンプリートで原点回帰した仲間たち 




TypeUもTypeVもインジェクションですが、その他の電子機器やお助け装置は一切ありません。

初めて手にしてから慣れ親しんでいくうちに上手くなり、上達を実感すると楽しくなっていく。ハイパ

ワーにモノを言わせて・・・とは違って、走らせ方でアベレージスピードも少しずつ上がってくるので

安全だともいえます。


これは、どの排気量問わずバイク全体に言えることだと思うのですが、最近は特に大排気量は電子制御

お助け装備を付けすぎではないかと思います。

不慣れなうちからハイパワーとお助け装備を当てにしてアベレージスピードを上げ過ぎています。


大型免許が簡単に取れてしまう昨今、お金さえあれば初めてのバイクが200馬力というのも珍しく

ありません。


乗って見るとゲーム機感覚でなんとなくそれなりのスピードで走れてしまうのは本当に危険なこと

だと思いますし、だれでも手に入る市場背景も疑問で、バイクショップのあり方も安全のためにス

キルアップの提案が必要だと思うのですが、売れればそれでよしとした風潮が現実です。


さて、ベテランたちはカブ110NWJCコンプリートに乗って、改めてバイクを操る楽しさを実感した

と皆が口をそろえて言います。


「バイクってこんなに気負わず乗れて、こんなに楽しかったのか」

「よく見たら前後ドラムブレーキやし、110ccなんやけど、良く止まるし良く走る・・・・・前の

1400ccより楽しいやないか」 「おまけにこんなに荷物を載せてあちこち出かけられるんよね」


扱える車格は無理をすることのないコンパクトサイズで、共同作業とでも言えば良いのか110ccの

排気量を最大限に活かした走りはまさに人車一体で、初心者からベテランまで誰でも気負うことなく

楽しめるのも魅力ですね。




 幸せなバイクライフのために 



最近若いライダーの死亡事故が増えています。それに加えて40歳以上も相変わらず多いです。

先ほども書きましたが、様々な背景があり沢山思い当たります。


バイクを取り巻く環境は、なんとしても台数を売りたい側の思惑が渦巻いて、売れるまではあの手

この手のバックアップがありますが、売れてからは皆知らん顔です。


手にしてからの楽しさを伝えるのが大切なことなのですが、それに関してネットや雑誌には薄っぺら

な情報しかなく、メーカーも売り手もせいぜいイベントやツーリングで徒党を組むことぐらいです。


バイクに乗って楽しんでいる人間は、メーカーの開発も含めて、雑誌、バイクショップなどバイク業界

には本当に少ないのでは、僕のCB250Rのシートの出来の悪さでも証明しているのではないで

しょうか。

バイクを手にして安全に楽しく乗り続けるためには何が大切なのかわかっているのは、ごく限られた

人たちだけだと思います。


バイクが壊れたから修理は当たり前ですが、グッドコンディションを維持するメンテナンスはあまり

知られていないのも、この業界で乗っている人間がわずかであることの証明です。


グッドコンディションのアナログバイクは経験の浅いライダーを育てるという側面があります。

これ以上は自分では無理だと感じさせるので大事には至らない場合が多いのです。


限界を引き上げてライダーに勘違いさせる現代のハイテクバイクとは真逆ですね。


「年数がたって距離が延びても、良いコンディションで乗り続けられるのは楽しくてありがたいし

愛着が湧くな。」とカブ110NWJCコンプリート仲間のTHさんに言われたのは本当に嬉しく、

バイク屋をやっていてよかったと思いました。


今のバイクショップやバイク業界の現状とは逆行していますが(笑)

NWJCの高田さんが言われるように、バイク屋である僕自身が楽しみ、バイクに乗ってからその

楽しさを提案できるバイク屋でありたいと思っています。


これからもカブ110NWJCコンプリートと仲間たちと共に幸せなバイクライフを送り続けます。








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